NYでの出会いが育んだジュエリーデザイナーへの道。それは、どのようなものだったのでし ょう?

Yumiko Hamasunaは生まれも育ちも東京。 NYへは80年代終わりにやってきました。幼少期からお絵描 きや工作の好きだった少女がジュエリー作りやデザインを本職とするまでにはどんな経緯があったの でしょう? David Benloloと出会いから、彼の最初の生徒の一人として師事しながら現在に至るまで を辿ります。

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Yumiko, 貴女は子供の頃から芸術的な素養があったの ? どんな経緯でジュエリー作りやデザインに興味 を持ったのでしょう?

子供の頃からお絵描きや工作は大好きで油彩画も大 学生まで描いていました。が、2次元の世界に飽き 足らず、いつしか3次元でできるものはないかと思 い始めていました。 NYに来てからのある夏の日、バ スを待っていたDavidに会いました。私たちはおしゃ べりを始め、そこで私は彼がティファニーやその他 のジュエリー大手で働いた経験を持つジュエラーで あることを知ります。今思えば、その会話に魅了さ れ、私のジュエラーとしてのキャリアはあの時始ま ったのだと思います。 2004年に彼がスタジオをオー プンし、ジュエリー作りを教え始めた時から、私は 彼の生徒の一人となり、それ以来、ずっと教えを受けています。

2004年から?それは永いですね?

そうですね。ジュエリー作りに関しては何も知らなかったので、最初は仕事の後、週一のペースで始 めました。デザイン、技術、宝石学、作成過程などを学び、少しづつ上達して行きました。彼は才能 と忍耐力を併せ持つ素晴らしい師で、私は彼のことを敬意を込めて "Sensei" (日本語で先生)と呼ん でいます。彼は私たちが学び、成長するのを助けてくれます。

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作ったジュエリーを販売しようと思ったのはいつ 頃ですか?

最初は自分用に作っていましたが、数年の内に友 達からフィードバックを貰うため東京でトランク ショーをすることを思いつきました。 Davidは既に 日本にも顧客を持っていたので、 Benlolo Studio Collectionとする事にし好調なスタートを切りまし た。ショーの後、私はある手応えを得てこれをビ ジネスにしたいと思いましたが、一本立ちするに はまだ自信がなかったので、昼の仕事を続けなが ら制作を続けました。ショーをする毎に業績も伸 びて来ていたので、3年前からジュエリー作りを 本職にしています。

今も東京で作品を売っていますか?

毎年12月に東京でBenlolo Studio Collectionを開催しています。 NYでもビジネスはしていますが、大方 は東京のショーから来ています。ショーへの参加はDavidの生徒さんなら誰でも歓迎します。毎年、 2 〜3人が参加しており、経験を通していろいろなことを学んでいます。

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Davidのスタジオは他と大分違いますか?

これだけのスキルと充実した内容のクラスを提供 できるスタジオは他にはそうないでしょう。 ここには皆が同じ内容を学ぶ事を強要するテキス トなどはありませんが、ろう接などの制作に不可 欠な技術、メカニカルデザイン、宝石学、制作に 必要な工程管理などを実践で学びます。セミプラ イベートなレッスンですからそれぞれが独自の課 題に取り組みながら学ぶことができるのも利点の ひとつです。スタジオはポジティブな"Can Do"エ ネルギーに満ちており、私はいつも彼のプロ意識 と耐えることのないジュエリー作りに対する情熱 を素晴らしいと思っています。

Davidは素敵な石も提供してもくれます。彼の持つコネクションと自ら買い付けの旅に出ることによ って、彼の貴石、半貴石のセレクションは素晴らしいだけでなく、お値段的にもホールセール以下と とてもお得です。

これだけの時間を費やして、まだ新しく学ぶことはありますか?

驚くと思いますが、 10年経っても学べば学ぶほど知らないことは出てくるのです。お客様からのリ クエストによって新たにチャレンジしないといけない事は次々に出て来ますし、技術革新も最たるも のです。 Benlolo Studioは単なるジュエリー作りのお教室ではなく、情報の詰まったコミュニティなの です。 Davidのスタジオは情報や知識を他の生徒ともシェアできる環境だと言えます。技術、ビジネ ス、ファッション、ジュエリー業者のことなど、常にホットな情報を交換しています。

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Davidに師事した年月はとても有用だったようですね? これからも益々の活躍 を期待しています。最後に貴女のスタイルはどんなもので、どこで作品を見ら れるか教えて下さい。

私の作品はリング、ネックレス、ブレスレット、イヤリングなど、日々着けら れるジュエリー達です。アニバーサリーや婚約/結婚指輪などもお受けしていま すが、私は常にジュエリーを纏う女性は(男性でも)それによって “美しい” と 感じることが大事だと思っているのです。なので、 TPOに合わせて ”毎日” いろ いろなジュエリーが必要なのです。綺麗なジュエリーを纏うことは楽しく、着 ける人を高揚させると信じています。 最後にインタビューに応える機会を与え て下さったDavidに感謝して。ありがとうございました。

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Interview by Bev Andal. The Benlolo Jewelry Studio, NYC. March 4, 2016